骨盤が歪む、ずれるなどはよく聞くけど
具体的にどういった状態でどうすればよくなるのかまではイメージができていないというお声をいただきますのでここでご紹介させていただきます。
骨盤を構成している骨
・仙骨
・寛骨(腸骨、坐骨、恥骨)
骨盤を構成している関節
・仙腸関節
・恥骨結合
骨盤の役割
・内臓を収めている
・体重の約8割を支えている
・重心バランスの要
骨盤が歪むと
・内臓が圧迫され、代謝不良を起こす。
・体重を骨盤の骨でなく周りの筋肉で支えることになる。
・関節への負担が増す。
・骨盤から生えている背骨と脚の骨もバランスが崩れるのでそれに付随した全身の筋肉のバランスも崩れて筋ポンプによる血液循環が働かなくなり、コリをはじめとした疲労物質の蓄積が増す。
骨盤矯正とは
背骨の下にある仙骨とその両側にある腸骨を繋いでいる仙腸関節という関節があります。
上半身の重みや歩行時などに発生する衝撃の吸収、身体のバランスをとるために作用します。
荷物を片側だけで持つ、足を組む、片足重心で立つなど左右非対称の動きがあると仙腸関節に前後左右のねじれが生まれてしまい、そのまま固まってしまいます。これを歪みと言います。
ねじれにより、骨盤が後傾したり前傾します。
骨盤矯正はその固まったロックを取り除き、本来の前後左右対称バランスに戻す作業のことをいいます。
当院の骨盤矯正
矯正方法はいろいろなやり方がありますが仙腸関節に直接アプローチする方法が一番効果的だと思っています。
当院では音が鳴るアジャストメントや仙腸関節部分にある骨を動かし可動をつけていくモビリゼーションという手技で調整していきます。
ただ、当院の理論では関節だけのアプローチだけでは効果が薄れてしまいます。
筋肉は骨にくっつていますので骨のバランスが崩れれば筋肉のバランスも崩れてその放置期間が数か月続いていくとやがてその悪いバランスを形状記憶して固まっていきます。
矯正で関節のバランスを戻しても筋肉が元の悪いバランスに骨を引っ張って戻してしまいますので矯正前に筋肉の調整を入念に行います。
当院は骨盤だけでなく背骨の姿勢矯正も行います。
人間は補正作用といって身体のバランスが崩れても頭は一定の位置に留めようとする働きがありますので
骨盤が歪めばそこにくっついている背骨や構成している筋肉も頭を支えようとバランスを無理やり取ろうとします。
それも放置すればやがて歪みとなり固まります。
骨盤だけバランスを整えても背骨のバランスが崩れたままだと左右前後非対称な生活は続きますのでやがてまた骨盤のバランスが崩れてきます。
よって骨盤矯正だけでなく背骨の姿勢矯正も行い、全身の骨格、筋バランスを整えないと根本的なお悩み改善(予防)には到達できないと当院は考えています。
まとめ
骨盤の矯正は大事なことですが背骨の矯正も入れて全身のバランスを整えていくこと、それと筋肉を正しい位置で機能するように覚えこませてあげることが非常に重要です。